不思議な出来事【15】~連鎖13~



これら一連の“連鎖”はまだ続いている



わたしの頭は未だめまぐるしく冴え渡り


精神面や身体・体調の変化がとにかく著しい



今まで幸せを感じても


なぜか投げやりに過ごしていた原因と思われる


わたしのマイナス思考は、見事に心の中から消えた


この年の差で、結婚した若旦那君に対する負い目も


病気である負い目も・・


見事に消えた



そしてわたしは


若旦那君に何故こんなに癒しを感じたのだろうと考えた


若旦那君に出逢う前、わたしを癒してくれたのはゆうだった


なおだって居たのに何故ゆうにだけ癒しを感じたのだろうと考えた



そして気が付いた


なおを産み育てた時わたしはまだ若く精神的に非常に強かった


怖いもの無しでそれこそイケイケで生きていた


だからあの頃“癒し”というものがどういうものか


抽象的過ぎてわたしには分からなかった


“癒し”なんて言葉さえ意味さえ知らなかったし、分からなかった


多分わたしは“癒し”を必要としていない人間だったのだと思う


だから例えなおが癒してくれてもそれに気付く事が出来なかった



その後再婚しわたしは配偶者に陰湿にいじめられ続け


人生で初めて弱い立場の人間になった


キラキラと20代を過ごしてきたわたしが


一番理解して欲しいパートナーに全てを否定され


どう頑張っても認められる事は無く


再婚した2年後には人知れずお風呂で声を殺して毎日泣いていた



その頃まだ幼かったゆうをお風呂の中で抱きしめ


わたしは初めて癒しを感じ、癒されたと感じた


人に癒されるってこういう事なんだ、と


その時の感情をわたしは今でも覚えている



心が弱くなり人に癒しを感じ癒されると言う言葉の意味を理解した


弱くなったから癒しと言うものが理解出来たのだ


前夫が居たから人は人を癒し癒される事を知った


あの前夫が居たからこそ知る事が出来た



そう思えたらなぜかスーッと前夫を許すことが出来たのだ


物凄く納得し許す事が出来た


許せたと思ったら今までの心の足かせが外れ


とたんに心が軽くなった。


わたしのいくつもの足かせが外れ心も身体も軽くなった


前に進もうにも足かせで身動きが取れなかったのが


嘘のように心が軽くなり前に進む事が出来た



そしてあのキラキラした20代の頃の心に戻ったと感じた。


ただ、唯一違うのは“癒し”の意味を


今のわたしは知っているという事だ



“癒し”を必要とする人間とそうで無い人間の差は大きい



強かった20代の頃のわたしは


自分以外の人間をなかなか理解出来なかった


認められなかったし許す事も出来ない器のせまい人間だった



今のわたしは自分以外の人間を理解し認め許す事が出来る


いつの間にかそんなふうに変わったんだと気付いた。



わたしの~きっかけ~から始まったいろんな連鎖は


未だ続いている。



Take It Easy♪熟女妻の日々徒然

ツインソウル22歳年下旦那君.45歳高齢出産.病気諸々