帝王切開した翌日の夕方遅くに
看護師さんから
赤ちゃんは小児科へ入院したと聞かされた。
全く急な話でわたしは動揺した。
昼間窓越しから見た我が子は
特に問題があったようには見えなかったのに・・・。
看護師さんに理由を聞いても
小児科のドクターから説明があるので
ご主人とすぐに小児科へ行って下さい と 言うだけだった。
ここであれこれ心配していても 仕方ない。
産科の看護師さんに案内されて
帰ろうとしていた若旦那君と一緒に
わたしはヨタヨタと小児病棟へ行き
応接室に通され
担当のドクターに会った。
ドクターの説明によると
呼吸機能がまだ未熟なため無呼吸になってしまう と 言うのだ。
そうなると
体内の酸素濃度が低下してしまったり
最悪無呼吸症候群に及んでしまうため
念のための入院と言うことだった。
帝王切開で生まれた赤ちゃんは意外に多く
稀な事では無いらしい。
そして
わたし達は新生児NⅠCUに入り
保育器の中の我が子と対面した。
腕には点滴の針が入り
腕を曲げないために
添え木のようなもので固定されていた。
なんと 痛々しい我が子。 (。>д<)
看護師さんに言われ
わたしは産後初めて保育器の中の我が子に触れる事が出来た。
ちっちゃな小窓から手を入れそっとほっぺをさわり
頭を優しく撫でた。
なにも知らない赤ちゃんは すやすやと眠っている。
心配だけれど
息が止まってしまわないように
ここで見ていてもらった方が 安心だ。
病室に戻ってからも
わたしはなんとも不安な夜を過ごした。
赤ちゃんは ちゃんと呼吸をしているだろうか?
その時わたしはまだ39℃の熱があり
顔と両手足の浮腫みもひどく
体調は最悪だったけれど
明日の朝には母乳を搾乳して我が子に持っていかなくては・・・
などと考えていた。
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