若旦那君に出逢うまで
わたしは男の「性」について全く無知に等しかった。
これは先にも「出逢いから結婚まで」で少し触れたけれど、
わたしみたいなオバサンが十代の男性に性の対象として見られていた事に愕然とした。
「なんであなたみたいな若い子が こんなオバサンを恋愛の対象として見るの?
意味が分からない・・・。」
わたしはよく若旦那君にこんな質問をぶつけたものだ。
「チョコミントさんは自分の事全然分かってないね。
だからいつも隙だらけなんだよ。
もし俺と出逢わなかったらまた悪い男に捕まって苦労してたよ。
そうなる前に俺と知り合って良かった。」
なんて言ってる。
男性の好みも多様化してるんだね。って言うか、多様化しすぎだよ。
若旦那君と出逢った頃はまだ熟女ブームなんて無かったし、
そんな事考える余裕も無かったしな~。
わたしは男性の視線が怖くて怖くて、
これは前夫による仕打ちの後遺症だけれど、
とにかく今でも男の視線が嫌で仕方が無い。
「なんであの人わたしの事ずっと見てるの?イライラする。(`□´)」
「それはチョコミントさんが魅力的だからだよ。
それか胸見てるかもね。チョコミントさん胸でかいから・・。」
「え~ キモッ!(;`O´)」
「男は本能で見てるだけだから別に意味なんて無いんだよ。
俺は自分の彼女が見られるのは自慢だけどね。」
そんなような男目線の事情をいろいろと教育された。
わたしは目からうろこ状態で それは今でも驚く事ばかりなのだ。
所詮男って動物の「オス」なんだな~。
子孫を残すための本能が女性より強いんだ。
意味が分からなくても理解出来なくても
男とはそう言う生き物なんだって 最近やっと分かってきた。
若旦那君の教育のお陰だよ。
そして女は年齢じゃ無い、それは好みの問題なんだってさ。
だって「女房と畳は新しい方がいい」って聞いたことあるよ、わたし。
けれど若旦那君は 優しくてしっとりと落ち着いた色気のあるわたしが好いんだって。
ちょっと褒めすぎだけど有り難う。
わたしに色気なるものが存在したとは知らなかったな・・・。
男って分からない でもそう言う生き物なんだね。
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