翌朝目が覚めると若旦那君はすでに起きていて
もう《パワプロ》を始めていた
土曜日だったのでゆっくり朝食を作りながら
早速若旦那君に昨日の“444”の話を始めた
若旦那君はリビングで《パワプロ》をやりながら
『またすぐ出るよ~』などと適当な事を言っていた
すると5分もしないうちに『出た!』と言った
冗談でしょ?とわたしはキッチンから顔を出すと
ホント早く早くと言うのでゲームモニタをのぞくと
打率が“444”(四割四分四厘?)とハッキリ表示されていた
わたしがこんなことある?と言ってまた朝食を作りに戻った
でも若旦那君はその後3回も打率“444”と表示され
わたしは写真を撮った
不思議だね~と話しているとゆうがきてどうしたの?と。
わたしが昨日はお母さんのスマホゲーで“444”が出て
今日は朝から若旦那君のパワフルプロ野球で
打率が4回も“444”が出て・・・
不思議だから写真撮ったの、とわけを話した
ゆうは部活のためご飯を食べながらその話を聞いていたが
突然 あっ!と声を上げ
昨日の夜ここでタブレットでゲームしてたけど
そのスコアが1度“444”だった!と言った
わたし達は首を傾げてしまった
みんながそれぞれのゲームで
それぞれ“444”が出るなんてどう考えても不思議過ぎる
ゆうが部活へ行ったあと
わたしは早速グーグルで《444 意味》と検索してみた
すると【エンジェルナンバー】という記事が出てきた
ゾロ目と言うのはエンジェルナンバーという
天使からのメッセージだと書いてあった
その後若旦那君の《パワプロ》では“333”祭りだった
これも写真に収めた
何がなんだかもうよく分からないが
とにかくこの数日でわたしは
1年ほど経ったような錯覚に陥るほど
めまぐるしい数日だった
午後1時過ぎにはゆうが部活から帰ってきた
そしてお昼ご飯を食べながらこんな事を言った
朝ゾロ目の話したじゃん
いつもはスコア2000くらい出るのに
あの時坊が邪魔してきたから失敗して・・・
だからスコアが“444”だった
だから坊を叱ったんだ。
坊の周りにも天使がいるんだ
このメッセージには坊もちゃんと入ってるんだ
わたしはそう理解しまた涙ぐんだ。
0コメント