大人になるといろんな感覚を人は段々と失ってしまう
自分に起きた事の喜怒哀楽の感情は
実際に体験している事なので比較的受け取りやすい
でもその感情とは別の
心の中の思い出や記憶という実体のないものは
その感覚を大人になるにつれて忘れてしまう
心にジーンと沁みていく哀愁のような感覚
二度と戻ることができない幼い頃の記憶の一コマだとか
無邪気に走り回っていた幼少の頃の自分だとか
もう二度と触れる事が出来ない儚い記憶のカケラのようなもの
それを何かの拍子に思い出した時
懐かしんでじんわりと胸が暖かくなったり
優しい気持ちに包まれたり
胸がジーンとして涙が溢れてくるような繊細な感覚
人は過去を懐かしみ哀愁を感じている時
そこにエゴは無く純粋で無垢なただ一人の自分に還っている
その姿やその時の心が人の本来の姿
この感覚を大人になると忘れてしまう
覚えていても感傷的な自分を嫌ったり恥ずかしいと思い
その感覚を無視して素通りしてしまう
でもこの哀愁のような繊細な感覚が
人が忘れてはいけない
一番大切にして欲しい感性なんだって
宇宙はいろんな感情や感性に気付いて欲しいみたいだよ
若旦那君とのドライブの帰りにはこんなような会話をした後
若旦那君が言った
『でもさ、チョコ凄いね
普通頭が宇宙につながってるなんて感覚体験出来ないでしょ?
俺たち無宗教だしスピリチュアル大っ嫌いじゃん
本も読んだ事無いしなんの知識も無いのにね・・・
これが世にいう悟りを拓くって事なら
普通の人達は山行って修行して何年もかけて出来る事なんじゃない?』
『悟りの定義が分からないけど
わたし達は最初っから本質の中で生きて来たから
生まれた時から悟ってるんだよ
一定数そういう世の中を変える為に生まれてきた同志がいるみたいだよ
わたしは弱ってる同志を助けたりするんだって宇宙が言った』
その会話が終わると目の前に888ナンバーの車がいた
『あれ!こんな話をしてたらエンジェルナンバーだね
天使様が見守ってくれてるんだよ』
わたしが言うと
『それは・・・俺にはちょっとわからない・・・ゴニョゴニョ』
若旦那君がゴニョゴニョ言ったとたんに8880ナンバーがすれ違い
そのすぐ後ろには8ナンバーが続いた
『ほら!これでもかってくらいに続いたじゃん!
ここは素直に天使様に見守られてると思っていいんだよ』
そう言っても若旦那君はなかなか認めず
『ゾロ目なんかいっぱいいるって
チョコがそう思って引き寄せてるだけなんだよ』
言ったとたん9999続いて111
『ほらね
若旦那君が抵抗する度天使様が信じなーって言ってるんじゃないの?
ツインソウルの概念知った後も同じような事あったよね?
あの時最後にわたしの誕生日だったんだよ』
そう言って信号で停車するとわたしが座っている助手席側の歩道の看板に
わたしのお誕生日の数字が並んでいた・・・(゚Д゚;)
『ツインソウルの時と同じだよ
ここは宇宙や天使様を素直に信じよう若旦那君』
『わかったよ・・・』
わたし達はお腹が空いていた
脳を使うとお腹が空くんだ
それで何か食べて帰ろうかという話になった
若旦那君は何がいいか悩んでから言った
『寿司かな・・・』
『わたしもいま寿司って思ったんだ!
どこがいい?
わたしガッテンがいい!』
『マジ?
俺も今ガッテン行きたいって思ったんだ
やっぱ繋がってるんだね!行こうガッテン・・・』
わたしは思う
わたしは時代が時代だったせいで
理解者に出逢えず孤独と困難の中で自分と向き合い
もがきにもがいて今まで歩いてきた
でも時代は変わり
理解者がパートナーとなり
お互いにお互いを理解し思い遣りリスペクトしあえる
パートナーシップを築く事が出来た
これからはもう光の時代に入ったと思う
わたしが望んで止まなかった愛の時代・・・涙
もう孤独や困難は要らない
愛と真実だけあればいい
そういう時代にわたし達が変えていくんだ
哀愁を感じ取れる繊細な感性が
わたし達本来の姿なんだよ。
*チョコミント*
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